コーシローの「旅しろー」

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航空業界の注目:ティーウェイ航空の変革について

こんにちは、森川幸司郎です。

本日は韓国のLCCティーウェイ航空に関するお話です。

ティーウェイ航空はこれからどんどんと大きく変化をしていく会社ですのでその理由も含めてお話ししていきます。

 

ではよろしくお願いします。

 

ティーウェイ航空ってどんな会社?

ティーウェイ航空|T'Way Airlines
 
ティーウェイ航空は韓国で最初に設立されたLCC(格安航空会社)です。2004年に韓星航空という名で設立され、2010年に現在のティーウェイ航空へと名称変更されました。
国際線は2024年7月時点で15か国47路線に展開しており、今後も増加する予定です。
日本路線は以下の通りです。

仁川~成田・関西・新千歳・福岡・那覇・佐賀・熊本
大邱~成田・関西・福岡
清州~関西・福岡
済州~関西
釜山~関西

このように、日本各地から韓国の各地を結んでおり、ただのLCCというだけでなく韓国への重要な足となっています。
 
このティーウェイ航空ですが、今大きく変化しようとしています。
その理由をお話しします。
 
ティーウェイ航空、エアバスA330-300型機を初受領 - TRAICY(トライシー)
 
元々は主に近距離で使われるB737‐800のみだったティーウェイ航空A330‐300を導入し中長距離線へ参入をしました。そして初の長距離線として2022年12月に仁川~シドニー線の運航を開始しました。
 
また現在は仁川~ビシュケクキルギス)、仁川~ザグレブクロアチア)も運行しています。これらについては追って別の記事にしたいと思います。
 
さらに、2024年8月からは仁川~ローマ仁川~バルセロナも開設します。そして既にフランクフルトパリへの就航も決まっています。
 
長距離線への参入やワイドボディー機を導入したことで上級クラスも設定されました。
ティーウェイ航空、初のワイドボディ機となるA330-300型機を受領した事を発表 | sky-budget スカイバジェット
 
このように、どう考えてもただのLCCとは思えない経営を行っています。これには他のLCCとの画一化だけではない別の理由があるのです。
 
先日、大韓航空アシアナ航空の合併が報道されました。しかし韓国の2大航空会社の合併は簡単には許可されません。独占と競争力低下が考えられるからです。
そこで許可のために提示された条件の1つとして、欧州路線を他の航空会社に移管することがありました。
そこで欧州路線がティーウェイ航空に譲渡されることとなったのです。
なお、アメリカ路線はティーウェイ航空ではなくエアプレミアという会社が運行しています。
 
大韓航空はこれに際し機材と人員をティーウェイ航空に提供するとのこと。既にA330 ‐200が移管され運行しています。A350 シリーズの導入も検討されているようです。
 
また、LCCを脱却し、FSC(フルサービスキャリア)になることも検討されているとのこと。既に欧州路線では無料で食事が提供されていたりと、FSCへのお試しともとれるサービスが行われています。アシアナ航空合併により空いたスターアライアンスの枠にティーウェイ航空が入る、ということも検討しているとのこと。今後もしかするとANAとのコードシェアであったりANAのマイルが貯まったりするかもしれませんね。
 
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今回はティーウェイ航空についてまとめました。今後が楽しみな会社の1つです。
日本からの直行便が非常に高額で少し難易度が高い欧州ですが、韓国経由が主流になる日も近いかもしれませんね。
 
閲覧頂きありがとうございました。